ミドリガメとアメリカザリガニ「飼うなら最後まで」

2023/06/02 00:00(公開)
特定外来生物の展示=ぎょぎょランドで
豊川・ぎょぎょランドで特定外来生物を展示

 豊川市赤塚山公園「ぎょぎょランド」の1階ロビーで、生きているミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)とアメリカザリガニを展示している。1日に「条件付特定外来生物」に指定された。併せて外来生物について解説する。26日まで。
 アカミミガメは、1950年代から輸入され、ペットとして飼育された。池などに放つ人がいて各地で繁殖している。在来種のカメに比べて繁殖力が高く、体が大きいことから、在来種が大きく減っている。
 ザリガニは27年にウシガエルの餌として輸入された。養殖場から逃げ出すなどして、全国各地へ広がった。池の水生植物を切る、食べるなどして生態系へ影響を及ぼしている。
 これらの状況を改善しようと特定外来生物に指定した。条件付のため個人や水族館、学校などで飼育することは許される。一方で販売のための飼育、売買、野外へ逃がすことは禁止されている。違反すると3年以下の懲役または300万円以下の罰金。
 特定外来生物に指定されたことを多くの人に知ってもらおうと展示を始めた。アカミミガメは生まれたばかりの赤ちゃん1匹、ザリガニは5匹。
 飼育係長の杉浦篤史さん(45)は「アカミミガメは30~40年、ザリガニは5年程度生きます。飼育する場合は、逃げ出さないように配慮し、死ぬまで飼い続けて」と話す。
【竹下貴信】
ミシシッピアカミミガメ
アメリカザリガニ
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