豊橋市立新川小学校で20日、市給食協会の出前授業があった。細谷町でキャベツなどを育てる「木下農園」の木下和哉さんが市産のキャベツについて語った。4年生37人が耳を傾けた。
農業や地産地消に興味を持ってもらおうと市給食協会が定期的に講演先の学校を募っている。
JA豊橋職員が豊橋産農産物について解説。温暖な気候と豊川用水の豊富な水で、豊橋駅西側では米やラディッシュ、新城市との市境など山の方では次郎柿やブドウ、梨、イチジクなど、南側はトマトやミニトマト、キャベツ、トウガンなどが作られており、食材だけでなくデルフィニュームやバラなどの花も多く作られていると語った。
中でもキャベツは450人が所属するJA豊橋キャベツ部会が約1100㌶で年間約6万㌧を作っており、外食やカットサラダなどで広く豊橋産キャベツが使われているとした。1100㌶は豊橋総合動植物公園28個分の広さと聞き、児童が驚きの声を上げていた。
木下さんは昨今、スーパーなどでキャベツが高くなっている理由について説明した。夏がとても暑かったこと、10~11月に日照不足が続いたこと、12月に雨が降らず水が足りなかったことなどを挙げた。特に雨が降らなかったのは深刻で「水はキャベツを育てるのにとても大切。スプリンクラーで水をまくのとは違う」などと自然の恵みの大切さを伝えた。農業従事者の高齢化についても語り、「農業に興味を持ってくれるとうれしい」とPRした。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
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