県立豊川工科高校の創立80周年記念式典が10月31日、豊川市文化会館で開かれた。職員、生徒ら約700人が出席し、節目を盛大に祝った。
式典実行委員長の細井勉同窓会長は「80年の歴史の中で数々の挑戦と成長を経て、今の地位を築き上げることができたことを誇りに思います。同窓会として若い世代の育成に協力します」とあいさつ。加藤勝義校長は「校訓の『創造実践』のもと、時代の変化に対応できる柔軟な発想をもつ生徒の育成に努めてきました」と述べた。生徒代表の柳生将太さん(2年)は「地域社会や世界に貢献できる人材を目指していきます」と誓った。
また80周年事業として、実行委が運動会などで使えるテント18張などを学校へ寄贈した。歴代校長、永年勤続者、同窓会功労者、歴代PTA会長に感謝状を贈った。
卒業生で「タントレー」社長の中河原毅さんが「母校で学んだ技術を事業化し世界を豊かに」をテーマに記念講演したほか、吹奏楽部による演奏があった。
豊川海軍工廠(こうしょう)の中堅幹部になる技術者養成を目的に1945年4月に豊川市立工業学校として開校した。海軍工廠が空爆を受けて全壊したが、存続運動が展開された。その後、数々の変遷を経て56年に豊川工業高校、2021年に豊川工科高校に名称を変更した。これまでに延べ1万7000人余が卒業し、地元産業界をはじめ国内外で活躍している。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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