新城の中学生らがまちづくり事業を考案

2023/07/17 00:00(公開)
新城の課題と事業を考える生徒ら=新城市役所で
 新城市は16日、中学生と若者議会委員によるまちづくりの意見交換会「つながる地域と若者の輪」を市役所で開いた。
 中学生は13人、若者議会は5人が参加。2グループに分かれ市の長所や課題を挙げ、事業を提案した。
 第1グループは長所を「地域内の交流が深まっている」とした。「他の年代や他地域の人との交流が少ない」と課題を指摘し、「他地域の行事に参加する。草取りやごみ拾いのイベントを企画して環境整備に努める」と提案した。
 第2グループは「遊具のある公園が少ない」と指摘し、「縄跳びなど自分で道具を持ち寄って遊ぶ。廃校となった新城東高校の施設を有効活用できないか考える」と発表した。
 若者議会は生徒の意見のまとめ役を務めた。市外委員の大学生小林倫さん(20)は「中学生の時から地元の街を考えるのは良いことだと思います」と述べた。
 2012年度から市内各中学校の代表が市議会議場で町づくり事業を発表してきた。学校側の負担を考え、19年度は八名中学、21年度は東郷中学をモデル地域に活動した。
【安藤聡】
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