プロ野球のヤクルトスワローズにドラフト2位指名された豊川高校のモイセエフ・ニキータ選手が10月31日、豊川市の竹本幸夫市長を訪れた。「豊川を背負い、将来は球界を代表する選手になりたい」と意気込んだ。
左投左打の外野手。刈谷市出身。三つ上の兄の影響で小学1年から野球を始めた。阿久比中学卒業後、「将来はプロに行きたい」と施設の整う豊川高校に入学した。
高い打撃センスが認められ、1年春からベンチ入り。2年秋の東海大会では打率6割超えで、10年ぶりのセンバツ大会出場に貢献した。センバツでは、新基準の低反発バット第1号本塁打を右翼ポール際に放った。
高校で印象に残った出来事に、東海大会の宇治山田商戦を挙げた。2点を追う最終回、モイセエフ選手が同点打、次打者がサヨナラ打を放ち、センバツ出場を手繰りよせた。「全力でやる大切さを教わった。ヤクルトでもファンから応援される選手になりたい」と話した。
竹本市長は「中日の石川昂弥のように1年目から活躍してほしい」とエールを送った。今後は、来年1月の新人合同自主トレ、2月のキャンプインに向けて練習を続ける。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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