豊橋・武蔵精密が夏休み親子向け工場見学会

2023/07/27 00:02(公開)
AIを生かした外観検査機を紹介した工場見学会=武蔵精密工業で
小中高生ら参加、女子向けも

 輸送機器部品大手「武蔵精密工業」は26日、豊橋市植田町の本社植田工場で、夏休みの親子向け工場見学会を開いた。市内の小学生と中高生らが、足回り部品の製造工程とAI(人工知能)を生かした自動化や無人化の技術などを学んだ。
 南稜地区市民館が企画した「ムサシ小学生親子工場見学会」のほか、中高生向け「女子生徒のための理系魅力発見セミナー」でそれぞれ、製造現場を紹介した。
 小学生向け見学会は地域の親子ら約40人が参加した。四輪車がカーブする際に内外輪の回転差を歯車で制御する「デフレンシャルギア」など製品の役割を示した。
 製造工場では、各種歯車の加工から部品の熱処理、最終工程の組み立ての様子を見学した。熱処理では金属の強度などを高めるため、部品を1000度近い高温で熱する必要性などを説いた。
 産業課題の解決をテーマに新たに取り組む事業も紹介。イスラエルのスタートアップと連携した合弁会社「Musashi AI」が手掛けたAIによる画像認識などを駆使した外観検査機も披露した。
 市立野依小学校の酒井寿人さん(9)は「家族が自動車メーカーに勤めているので工場を見学してみたかった。たくさんの部品を間違いなく組み立てるのに驚いた」と感心した。
【加藤広宣】
ギアの製造工程を見る参加者ら
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