田原凧保存会が「賞状凧」の展示会

2023/07/29 00:00(公開)
賞状凧をPRする保存会メンバー=田原まつり会館で
 田原凧(たこ)保存会は「賞状凧」の展示会を田原市田原町の「田原まつり会館」で開いている。8月31日まで。
 横55㌢、縦40㌢の大きさで、表彰文と一緒に武者絵や鶴、跳ね兎など縁起のいい絵が描かれている。これまでに保存会主催の一部凧揚げ大会などで限定的に贈られてきたものが、市文化財課の事業として採用された。9月頃から市内小中学校や市主催のイベントなどで賞状として使われる。
 サンプルとなる20種類を展示中。菊など市産の花をイメージしたものもある。田原凧の特徴であるうなりや、凧糸を付けるためのフックとなる糸目なども付いており、実際に揚げられる。
 保存会は初凧再生に続く後継者育成プロジェクトの一環と位置付けており、女性絵師5人を中心に凧師も含めて20人で取り組んでいる。保存会の鈴木裕会長は、伝統ある田原凧文化を継続しながら新しい取り組みを進めていく必要があるとして「新しいメンバーも増えてきている。来年、再来年と継続できる事業に育てたい」と語った。
 1枚4500円。将来的にオーダーメードの絵柄も検討するという。問い合わせは田原凧保存会鈴木会長(090・2131・4352)へ。
【岸侑輝】
武者絵や縁起のいい絵が描かれている
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