トヨハシ・アグリ・ミートアップ始まる

2023/08/10 00:00(公開)
個々の事業サイクルを基に課題を見いだす参加者ら=ムサシ・イノベーション・ラボ・クルーで
 スタートアップと農家の共創を図る豊橋市の実証開発プロジェクト「TOYOHASHI AGRI MEETUP(トヨハシ・アグリ・ミートアップ)」が8日、同市駅前大通1の「MUSASHⅰ innovation Lab CLUE(ムサシ・イノベーション・ラボ・クルー)」で始まった。
 農業の課題を技術力と解決力を持つ起業家と解決を目指す。昨年度に続き開いた。今月の3回にわたり「マッチングプログラム」を開き、現場の課題や協業ニーズを抽出する。秋以降はスタートアップから提案を募る「アグリテックコンテスト」を開催。入賞者には市が実証開発を支援する。
 プログラム初回は、本質的な課題抽出に役立つとされる「デザイン思考」のワークショップに取り組んだ。市内の農家や農協、農業関連企業の21人が事業を振り返り、メンバーからのインタビューで解決したい課題を探った。
 柿農家の男性は、冬から春の枝切りや肥料散布などの準備に始まり、栽培期間の間引きや消毒などの作業を経て、秋の収穫と選果に至る通年サイクルを図表で示した。なかでも、枝切り作業には「膨大な廃棄物の処理が困難」「栽培面積を広げるにも効率化が不可欠」といった悩みが課題として浮かんだ。
 プログラムは22日と29日の午後4時半からも開催、次回以降の参加も可。各回7日前までに応募フォーム=QRコード=から申し込める。問い合わせは市地域イノベーション推進室(0532・51・2440)へ。
【加藤広宣】
応募フォームのQRコード
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