豊橋「まちなか図書館」 来館者100万人を達成

2023/08/12 00:01(公開)
100万人目となった長坂さん(中央)ら=豊橋市まちなか図書館で
 豊橋市駅前大通2の「まちなか図書館」の来館者が、11日で延べ100万人を達成し、記念セレモニーが開かれた。浅井由崇市長が100万人目となった市立中部中1年の長坂蒼昊さんらに記念品を贈った。2021年11月の開館から1年8カ月で達成した。
 大勢の関係者らが見守った。浅井市長は「皆さんの支援のおかげ。次は500万人に向け、使いやすい施設を目指したい」とあいさつした。記念品は地元銘菓の詰め合わせなど。長坂さんは「友達と学校帰りに勉強に来ることが多い。明るい雰囲気が落ち着く」と語った。
 図書館はエムキャンパスと同時に開館した。「知と交流の創造拠点」をコンセプトに、本を通じて情報が行き交い、人々が交流できる場を目指す。木を基調とした広々とした空間と、会話や飲食ができる自由度の高さが好評で、学生や社会人の利用も多い。
 本と新たな出合いをしてほしいと、従来とは異なる視点で本を配架。蔵書は7万冊を誇る。予約すれば、グループ席や個人席など520の閲覧席で、ゆっくりと本を読める。ふた付き飲み物なら持ち込み可能な場所やカフェも併設した。
 吹き抜けの中央ステップで開かれるイベントも人気を集める。館長とゲストが対談する「館長のいま会いたいひと」をはじめ、学生向けのプログラミング教室や地元の歴史文化を学ぶ講演など多数。
 図書館によると、1日の来館者は約1700人で他を大きく上回るという。
 初代館長の種田澪さんは「良いタイミングの達成だったと思う。任期にも限りがあるので、これまでの取り組みを整理して、仕組みづくりにも着手していきたい」と話した。
【北川壱暉】
来館者から人気の館内イベント
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