「夢レター」を受け取った田原出身の小久保さん
田原市の「夢レター」を、同市出身の小久保颯太さん(23)が受け取った。市が市制10周年の2013年に企画、10年後の自分や家族などに宛てた手紙を出したイベントだ。小久保さんは当時を振り返り「頑張ってるぜ、10年前の自分!」と語った。
小久保さんが夢レターを書いたのは福江中学校1年生の時。授業や休み時間の合間に書いたという。「がんばれ、23才の自分!」と題したはがき1枚分の夢レターには「おれはまじめかな? 仕事してるかな? 酒飲んでるかな? 中学校はまあまあ楽しいよ!」などとつづった。当時、仲の良かった友人4人のイラストも描かれている。
小久保さんは現在、大阪市在住。日本料理人として師匠の下で日々、厳しい修業をしている。2日に母親から夢レターが届いたことを知らされた。書いたことはすっかり忘れていたという。
中学時代を鮮明に思い出し、自分の性格が変わっていないことや、当時思い描いていた通りに人生を歩めていることを気づけたといい、「この日は仕事で怒られてへこんでいた。とても勇気付けられた」と笑顔で語った。
この10年、自分を伸ばそうといろいろな仕事をして、さまざまな人と出会った。今の仕事は性に合っているといい、「自分なりの型を目指し、とにかくおいしいものを作って、いろいろな人に自分の料理を食べてもらいたい」と抱負を述べた。レターを改めて母親から受け取り「当時の自分の思いが手書きで届く、これからも続けてほしい良い企画」と話した。
市は宛先不明などで戻ってきた夢レターを保管している。10年前に夢レターを投函したのに、届いていない人は田原市企画課(0531・23・3507)へ。
【岸侑輝】