豊川市医師会は２日、豊川商工会議所で「創立80周年記念祝賀会」を開いた。会員ら91人が出席した。
　後藤学会長は「市民病院をはじめ各医療機関が垣根を超え、互いに協力して充実した医療を提供します。在宅医療にも力を入れ、高齢化社会に対応し、市民の健康増進に貢献していきたい。２０２６年には新しい保健センターが完成し、医師会、歯科医師会、薬剤師会が同じ建物に入ります。協力して地域医療を充実させます」とあいさつした。
　続いて県医師会の柵木充明会長、大村秀章知事、竹本幸夫市長、今枝宗一郎衆院議員が来賓祝辞を述べた。柵木会長は「豊川市医師会は団結力が強く、チームワークがある」と評価した。大村知事は「コロナウイルス患者が増えており９波に突入したと言っていいほど。引き続き対応をお願いします」と述べた。竹本市長は「保健センターは早ければ26年のゴールデンウイーク明けには利用できるようになる」と話した。今枝議員は「豊川を医療面から支え、豊かなまちづくりに貢献を」と語った。可知裕章副会長の乾杯の音頭で懇親に入った。
　１９４３年に豊川市の誕生に合わせ、医師会宝飯郡支部から豊川支部が分離独立したのが始まり。２００６年に一宮町が豊川市へ合併したのを機に宝飯郡医師会と合併し、豊川宝飯医師会となった。その後旧宝飯郡がすべて豊川市に入り、10年に豊川市医師会へ改称した。13年に一般社団法人化した。現在は94医療機関、２１１人の医師が所属している
【竹下貴信】