枝折れた「大和の大いちょう」立ち入り禁止に

2023/09/08 00:00(公開)
折れた枝=豊川市豊津町で
 豊川市豊津町の「大和の大いちょう」の枝が折れた。市では安全対策のため木の下を立ち入り禁止にした。
 1922年に大和尋常高等小学校の完工を記念して植えられた。樹齢101年で、樹高17㍍、幹回り5㍍、枝張りは東西に26㍍、南北に25㍍と大きい。11月下旬から12月上旬の「黄葉」は美しく、市内有数の観光スポットになっている。
 市公園緑地課に地域の町内会から6日、枝が折れたと連絡が入った。長さ7㍍、直径約30㌢ほどで5日から6日朝にかけて折れたとみられる。原因を調査している。
 昨年も同時期に枝が折れている。原因は雨が降り、葉が重くなって自重に耐えられなくなったこととみられる。続けて折れたことから、市は安全を考慮し、木の周囲にロープを張り、立ち入り禁止にした。大いちょうは、「大和ちびっこ広場」内にあり、枝の一部が遊具の上にかかっていることから、遊具の上の部分を剪定(せんてい)する。
 今後の対策は難しい。現在の木は、枝が下がっているように見える。安全面だけを考えるなら、全体の枝を切るのが望ましい。一方で観光面からは、木が小さくなってしまうと魅力が乏しくなる。同課は、観光関係者、地域の町内会や木の保護団体と協議し、今後の方針を決める。
【竹下貴信】
大和の大いちょう
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