県立豊橋商業高校国際ビジネス科3年生が、豊橋市内の中学校と協力し、トイレットペーパーの芯を回収する企画を進めている。古紙リサイクルを身近に感じてもらう企画。
仕組みはシンプル。学校のトイレの横や洗面台に、回収箱を置く。そこに使い終わった芯をつぶして入れる。いっぱいになったら掃除の時間に古紙回収場所に持っていき、業者に引き取ってもらう。回収箱もコピー機のインクの空き箱を使っている。
取り組みは昨年度から始まった。リサイクルを広められれば、ごみ焼却の費用の削減や減量につながると考えた。これまで燃えるごみとして捨てられていた身近な「トイレットペーパーの芯」に着目した。
最初はうまくいかなかった。サポート役の朝倉千尋教諭は「回収箱を置いても誰も見向きもしないし、掃除の時間になっても箱の中身はそのままで、芯があふれていた」と話す。改善に動き出したのが、今年度の生徒10人だ。回収箱や回収場所の認知度が低いと知り、教室にリサイクルの流れを書いたポスターを張ってホームルームで呼び掛けた。気づいてもらえるようにイラスト付きのデザインに変えた。今では昨年よりも回収量が2倍に増えた。
さらに、今年度は校内の仕組みを市内の中学校に広めようとしている。生徒自ら、市内4校に提案し、2校に採用された。6日には市立豊城中学校で、2年生121人に古紙リサイクルの必要性や、トイレットペーパーの芯の集め方をクイズや動画も交えて発表した。河合成始校長とも意見交換し回収箱を渡した。
発表を終えて、鈴木翔和さん(18)は「リサイクルや古紙回収に興味を持ってもらいたい。退屈せずに聞いてもらえた」と振り返った。
【北川壱暉】
洗面台やトイレの横に置かれている回収箱=豊橋商業高校で