生まれ変わらせた中古車椅子を海外で役立ててもらおうと、豊橋西ライオンズクラブは「車いす寄贈事業」に取り組んでいる。2005年から東南アジアへの寄贈を続け、昨年度は戦禍のウクライナへ送った。今年は10月から豊橋工科高校の協力を受け、生徒とともに修繕している。
不要な車椅子を生徒らの協力で直して海外へ贈る。これまで1500台以上になる。昨年は東京のNPO法人の呼び掛けに応え、ウクライナへの支援に協力した。今年は自治体や高齢者施設、社会福祉協議会などから提供を受けた約60台を整備する。
6日は、豊橋西LCから水鳥幸治会長らと、指導にあたる「車いす工房Kファクトリー」、ロボット工学科3年生7人と担当の岸岡哲教諭が参加。タイヤの取り替えや部品交換、ブレーキ調整、シートの張り直し、汚れ落としなどに励んだ。
生徒の岡田烈さんは「昨年、車椅子整備をした人たちの発表を見て、福祉に関わってみようと参加した。初日はタイヤをホイールから外すのも大変だったが、2日目からは少し早くできるようになった。自分たちの整備した車椅子が役に立ったらいいなと思う。無償で車椅子を直すために準備してくれたライオンズクラブに感謝している」と話す。水鳥会長は「生徒たちは年々一生懸命になり、手際もいい。海外の受け入れ先を探している」と語る。車椅子に関する問い合わせは豊橋西LC(0532・35・9640)へ。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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