蒲郡の石山神社祭礼で七福神踊り披露

2023/10/02 00:00(公開)
七福神踊りを披露する保存会=石山神社で
 蒲郡市清田町橋詰地区の住民でつくる「橋詰七福神保存会」は9月30日と1日、町内の石山神社で4年ぶりに開かれた祭りで「七福神踊り」を披露した。
 祭りは橋詰を含めた町内4地区が集結し、チャラボコ太鼓の演奏や獅子舞を使った神楽の披露、手筒花火の奉納などをする。新型コロナウイルス禍で中止が続いた。
 七福神踊りは大正初期から始まったとされる。1959年の伊勢湾台風で途絶えたが、97年に保存会の渡辺和広会長ら有志が地域活性化などを目的に復活させた。現在は10~60代の住民約20人が活動している。
 今年は練習を早めた。6月から毎週土日曜の夜に集会所に集まり、笛と太鼓の演奏担当と踊り手に分かれ、準備を進めてきた。
 この2日間は集会所や神社で、福禄寿、寿老人、恵比寿、大黒、布袋と、弁財天が化けた白狐の役の踊り手が演奏担当の掛け声とともに、つえや鈴、綱を使った踊りを披露した。
 参加した神谷澄恋さん(6)は「狐が面白かった」と笑顔。渡辺会長は「待ちに待った祭りができて良かった」と話した。
【林大二朗】
4年ぶり多くの人でにぎわった境内
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