宝塚歌劇団初期の演出家、白井さんを知って

2023/10/12 00:00(公開)
宝塚歌劇団時代の古橋さん(提供)
元団員の古橋さん、豊橋で11月18日に講演

 元宝塚歌劇団員で、現在はフラメンコダンサー兼指導者の古橋紀子さん(豊橋市前田町2)が、二川地区市民館で11月18日に開かれる「知っトク!豊橋ゼミナール」で、宝塚歌劇団の初期の演出家で二川にも関わりがある故白井鐵造さん(1900~83年)について語る。
 白井さんは、宝塚歌劇団のレビューを形成した第一人者で「レビューの王様」と言われている。「すみれの花咲く頃」の作詞者。フランスに留学し、歌劇団へさまざまな演出を取り入れ、現在の形の基礎を作った。劇団創設者の小林一三氏とともにその発展に尽くした。老後は二川で農作業をと考えていたという。実現しなかったが、親族が二川にいたこともあり墓もある。
 古橋さんは、白井さんとの関わりが深く、引退公演となったミュージカルコメディー「テ・キエロ」の演出を担当してもらった。他にもさまざまな指導を受けたという。「指導はとても怖かったですが、温かみのある人でした」と振り返り、「今年は宝塚音楽学校創立110周年の節目の年。白井さんの偉業を多くの人に知ってもらいたい」と話す。
 古橋さんは豊橋東高校在学中に宝塚音楽学校に合格した。宝塚時代は「豊みのる」の名で月組の男役として活躍。在籍中にスペインへ留学してフラメンコを学んだ。退団後に豊橋と名古屋にフラメンコ・スペイン舞踊教室を開設。以後、40年余にわたり、生徒たちの発表会と自身の公演を定期的に開催してきた。
 午後1時半~同3時。講演のほかフラメンコで健康エクササイズもある。無料だが事前申し込みが必要。定員20人で多数の場合は抽選。申し込みは今月22日までに二川地区市民館(0532・41・0551)へ。
【竹下貴信】
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