豊橋出身の鈴木亜由子選手 15日のMGC東京大会に出場

2023/10/14 00:01(公開)
鈴木選手=豊橋市陸上競技場で3月
 豊橋市出身の鈴木亜由子選手(JP日本郵政)が、パリ五輪への出場がかかる「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」東京大会(15日)に出場する。3度目の五輪代表入りがかかる。
 パリ五輪のマラソンの日本代表枠は男女各3人。MGCで標準記録を突破した上位2人が日本代表に内定する。残り1枠は、来年の「MGCファイナルチャレンジ」を経て決定する。
 女子は激戦だ。東京五輪8位入賞の一山麻緒選手(資生堂)、同代表の前田穂南選手(天満屋)、豊川高校出身の安藤友香選手(ワコール)ら24人が出場する。
 鈴木選手は、昨年9月の「ベルリンマラソン2022」で8位となり、ワイルドカードでMGC出場を決めた。東京五輪では、けがもあってコンディションが上がらず19位に終わった。五輪直後は調子が上がらない時期が続いたが、22年ベルリン、23年名古屋ウィメンズと自己ベストを連発し、調子は上向きだ。
 鈴木選手の自己記録は2時間21分52秒。持ち前のスピードを武器にベストに近い走りができば、上位に食い込む力は十分にある。
 高校時代の恩師、夏目輝久さんは「東京五輪と違い、試合での経験と数多くの練習を積んでいる。マラソンの集大成になると思う。彼女らしい走りでフィニッシュしてもらいたい」と激励した。
 鈴木選手の誕生日の今月8日、夏目さんにLINEで「心で走ってきます」と連絡があったことを明かした。「『心の有り様が、最後は人を動かし人を走らす』という言葉が好きで、亜由子に送ったことがある。きっとやってくれるんじゃないか」と笑顔を見せた。

ここにこでパブリックビューイング

 豊橋市は15日午前8時10分から、豊橋市松葉町3の「こども未来館ここにこ」で、MGCのパブリックビューイングを開く。定員は150人。超えた場合は立ち見となる。先着100人に、応援用のスティックバルーンを配る。縦90㌢、横180㌢の大型ポスターを飾る。館内の駐車場は使えず、公共交通機関の利用を呼び掛ける。
 担当者は「パリ五輪の代表が決まる大一番。鈴木選手が良い結果を出せるように、皆さんで応援しましょう」と話している。
【北川壱暉】
鈴木選手のパリ五輪出場を期待する夏目さん=豊橋市南小池町で
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