初の「貨客混載」で新鮮野菜届ける ほの国東三河マルシェin新宿

2023/10/30 00:00(公開)
鮮度の良さに引かれ次々と農産物を買い込む来場客=新宿西口広場イベントコーナー
 東三河広域連合は28~29日、東京都の「新宿西口広場」で、地域の特産品をPRする観光プロモーション物産展「ほの国東三河マルシェin新宿」を開いた。今回は東京方面の高速バス路線を運行する「関東バス」の協力で、収穫間もない農産物を一般乗客と一緒に運ぶ「貨客混載」を初めて試みた。鮮度を売り物に産地をアピールし、東三河の認知度向上につなげたい考えだ。
 東三河と都内主要駅を結ぶ高速バス「ほのくに号」の昼行便で農産物を運んだ。産直店と同じ条件で大都市圏の消費者に鮮度の違いをアピールする。JA豊橋の産直店「あぐりパーク食彩村」(豊橋市東七根町)が9種類の農産物を提供した。
 初日の28日は午前7時半に豊鉄バス「植田車庫」を出発。商品を6時間かけて会場へ運んだ。
 イベントコーナーに設けた陳列台には最盛期を迎えた次郎柿や、みずみずしいサトイモなど豊橋産の野菜や果物がずらりと並び、鮮度の良さに引かれて立ち寄る人でにぎわった。
 新宿区に住む70代の女性は会社帰りに会場を訪れ、サトイモと次郎柿を買った。「一目で新鮮と分かったので買おうと決めた。都内でこれほど鮮度の高い品はなかなか出合えない」と喜んだ。
 会場には東三河各市町村で生産された農産物のほか、魚介のつくだ煮や練り物、ハムなどの加工食品なども並んだ。
反響踏をまえて今後の展開検討
 広域連合では2日間の反響を踏まえ、今後の継続や産直品の拡充などを検討する。上杉裕一総務課長は「東三河を知ってもらういい機会。鮮度のいい農産物を安定的に提供できれば産地のアピールにもつながる。将来的には産地での消費につなげて観光誘客にも貢献したい」と意気込む。
【加藤広宣】
高速バスに積み込んだ農産物=豊鉄バス植田車庫で
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