豊橋の「トーヨーメタル」新社屋完成

2023/11/06 00:00(公開)
新社屋。白を基調とした明るいデザインで新幹線からも見える=豊橋市大岩町で
3K払拭へ明るいデザイン、6日から稼働

 豊橋市大岩町の金属資源リサイクル業「トーヨーメタル」の新社屋が完成した。6日に稼働する。大久保啓介社長は「3K(きつい、汚い、危険)というイメージを払拭(ふっしょく)したいとの思いから、白を基調とした明るいデザインにしました。外観も、地域の若い皆さまが『トーヨーメタルで働きたい』と考えてもらいたい、との思いを込めました」と話した。
 同社は全国に9カ所の拠点を持ち、鉄スクラップのほか、アルミ、銅、ステンレスなど月に約1万㌧の金属リサイクルを手掛ける。
 平屋の本社社屋は、半世紀前から同じ場所に構えていた。しかし、建物の老朽化や会社の成長による社員の増加、国内各拠点との会議や海外との取り引きなどでデジタル化を進める必要性から新社屋の建設に踏み切ったという。
 荒木工務店(豊橋市三ノ輪町)が施工した新社屋は5階建て延べ567平方㍍。約1年かけて完工した。総工費約3億円。1階は事務所、2階は従業員の休憩スペースで、3階にはウェブ対応会議室がある。屋上は従業員が懇親を深めるためにバーベキューなどができるスペースを導入した。春になれば川沿いの桜を見渡せる。
 大久保社長は「世界的に資源が枯渇する中、再生していこうという流れは加速している。弊社の、そして社会の目指すべき将来像を見据え、新社屋建設に踏み切りました。仕事を通し、国内だけでなく、世界に豊橋の名を発信していきたい」と抱負を述べた。
【本紙客員編集委員・関健一郎】
社内を案内する大久保社長
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