「渚の交番」来春オープンへ 蒲郡のがまやどり

2023/12/27 00:01(公開)
ラグーナ蒲郡地区を盛り上げため、立ち上がった「がまやどり」の原田代表と小田理事㊨=蒲郡市役所で
 蒲郡市海陽町のラグーナ蒲郡地区を盛り上げようと、有志でつくる「がまやどり」は、同町の商業施設「フェスティバルマーケット」隣地に「渚の交番」を来春オープンさせる。海辺のさまざまな情報発信や三河湾で活動する人の拠点とする。東海地方では初めて。
 「がまやどり」は、非営利型の一般社団法人として昨年7月に発足した。蒲郡で海を感じられる体験などを通して次代を担う子どもに海に対する好奇心の向上を図るとともに、マリンレジャースポットが点在するラグーナ蒲郡地区の活性化を目的とする。ロゴはヤドカリをイメージして作った。メンバーは地区を盛り上げたいという熱い思いを持ち、マリンレジャー事業に関わる人ら。
 渚の交番は日本財団の助成事業。全国15カ所にある。海辺のさまざまな活動に関わる人や団体に限らず、地域のいろいろな団体の活動拠点として整備し、楽しい海つくりに取り組んでいる。
 理事の小田将也さんが、日本財団の「海と日本プロジェクト」の活動の中で交番の存在を知った。「海のまち蒲郡」から三河湾の魅力を伝えながら、海域で活動する人を支援する場所をつくろうと計画した。
 財団の助成金を活用し、400平方㍍の敷地に鉄骨平屋造りの建物とアウトドア体験エリアを整備する。
 店内は、ヨットやクルーズ体験などの受け付け、ワークショップができるスペースを設ける。カフェが出店し、三河湾や目の前のラグナマリーナのクルーズを眺めながら、飲食しながらくつろげる空間を提供する。
 体験エリアは幅広い年齢層や車椅子利用者など障害者の有無にかかわらず気軽に楽しめるよう、腰掛けたままで遊べる砂場を設置する。アウトドア用品メーカーと連携し、海を見ながらバーベキューやキャンプができるイベントも企画する。
 今後はフェスティバルマーケットやラグナシア、ラグナマリーナとも協力し、一帯を盛り上げる。
 代表の原田朋法さんは「身近に海があることを知ってもらうきっかけにしたい。交番を中心に、にぎわいの創出につなげたい」と話した。
【林大二朗】
来春オープンする「渚の交番」のイメージ図(提供)
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