オーエスジー創業者の大澤秀雄さんが設立した「大澤科学技術振興財団」は12日、豊川市一宮町の「オーエスジーアカデミー」で、今年度の研究助成費贈呈式を開いた。
1991年に設立し、研究開発と国際交流の2分野に助成している。今年度は、研究開発33件、国際交流5件の総額8423万円で過去最高額の助成をした。総額助成額は11億5845万9000円にのぼる。
研究開発は「フライス加工におけるエッジ品質予知に関する研究」をする芝浦工業大学の澤武一教授らに、国際交流は「第26回国際先端砥粒加工シンポジウム」へ出席する神奈川大学の由井明紀教授らに助成した。
贈呈式で大澤伸朗理事長(オーエスジー社長)は「技術開発の基礎研究の発展に貢献し、ものづくり産業の未来につながる助成です。多くの皆さんに支えられ、累計助成額は11億円を超えました」とあいさつ。大澤理事長が助成決定書を一人ひとりに渡した。
財団顧問で元内閣官房副長官の浅野勝人さんは「研究支援、国際会議参加支援を継続し、あまたの財団の中で模範と内閣府から評価されています。助成を受けた皆さんには切削工具業界に新風を吹き込んでもらいたい」と述べた。受賞者を代表し、神奈川大学の太田稔客員教授が「皆さんの期待以上の成果をあげます」と誓った。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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