自動車輸入額が2年連続で過去最高 2023年三河港貿易概況

2024/02/01 00:00(公開)
2年連続で過去最高額を更新した輸入自動車=豊橋市のフォルクスワーゲングループジャパンで
 名古屋税関豊橋税関支署は1月30日、2023年の三河港貿易概況(速報)を発表した。取扱実績の大半を占める自動車の輸入額は前年比31・8%増の9917億円と2年連続で過去最高を更新した。台数も2年ぶりに増えて19・9%増の20万9301台。ともに31年連続で全国一だった。
 自動車は輸出入ともに大幅に増え、輸出額も前年比45・0%増の3兆4651億円、台数は18・0%増の86万294台でともに名古屋港に次ぐ全国2位だった。ここ数年の世界的な半導体不足が解消されて増産につながったとみられる。
 自動車輸入額は3年連続増加で全国シェア52・0%、台数も57・4%で競合する日立や横浜などを上回った。
 三河港全体では、輸出額が前年比43・3%増えて3兆6271億円、輸入額は29・5%増の1兆1287億円でともに3年連続の増加。差し引きの貿易収支額は50・5%増えて2兆4984億円の黒字だった。
 自動車以外で増えた輸出品目は、鉄鋼が45・6%増の555億、生産端材などから出る「金属鉱およびくず」が79・7%増の128億円。資源価格上昇と円安の影響もあって伸びたようだ。輸入品目でも鉄鋼が30・7%増の457億円、輸送機器以外も含む原動機は前年比で2倍超(115・8%増)の88億円まで伸びた。
【加藤広宣】
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