荷物運搬と河川巡視同時進行へドローン実証実験

2024/02/04 00:02(公開)
荷物を運ぶドローン=いずれも新城市で
豊川、新城両市でビジネスモデル探る

 豊川市と新城市で1月31日、ドローンの実証実験があった。荷物を運びながら、河川を巡視する二つの作業を同時にできるかを検証した。
 県のあいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の一環。ドローンや空飛ぶ車などを活用したビジネスの早期実現を目指している。現状ではドローンによる荷物の運送だけでは採算ベースに乗らない可能性があることから、今回は河川の巡視の兼務が可能か確認した。
 米10㌔と河川撮影用カメラを搭載したドローンが豊川市のJAひまわりグリーンセンター一宮を出発。豊川河川の上空を進み、撮影しながら米を運んだ。米は1・7㌔先と、さらにその先1・5㌔にある河川敷グラウンドに分けて降ろした。
 実験を担当する名鉄事業創造部の加地秀サブチーフは「上空から撮影した映像を見たが、人による巡視の代替になるだけの鮮明さがあると認識している」と話した。実験に協力したJAひまわりの担当者は「米は重いので、買い物に来るのが大変との声が届いている。ドローンによる運搬ができるようになれば、解決につながる」と期待した。
 プロジェクトを所管する県イノベーション企画課の土井健輔課長は「ドローンや空を飛ぶ車が、さまざまな社会課題の解決につながり、ビジネスとして成り立つよう尽力します」と述べた。
【竹下貴信】
ドローンが運んだ荷物を取り出す担当者
ドローンが上空から撮影した河川の映像をモニターで表示
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