豊橋で安倍昭恵さんと油井さんがトーク

2024/02/14 00:00(公開)
若者3人とのクロストーク=穂の国とよはし芸術劇場プラットで
女性や若者が活躍する社会実現を考える

 豊橋技術科学大学の学生を中心とするグループが12日、故安倍晋三元首相の妻昭恵さんと俳優で会社経営者の油井昌由樹さんによるトークイベントを豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で開いた。「ドリームトーク」と銘打ち、女性や若者が活躍する社会の実現を一緒に考えた。
 グループは「DOT LINE」。技科大生を中心に、東海3県の学生で構成する。学生の活動に協力し、以前から2人と親交のあった中島史朗さんが声を掛けて実現した。
 昭恵さんはミャンマーの学校支援、オーガニック食材を扱う居酒屋の経営などでも知られる。最近は歌舞伎町で行き場のない少女たちの支援活動をしている。
 油井さんは1947年生まれ。大学卒業後に世界一周旅行に行き、日本初のアウトドアグッズショップを開いた。黒澤明監督の「影武者」で家康役。山田洋次監督作品にも出演している。
 この日、第1部は2人それぞれのトーク。油井さんが「バンダナを日本に持ち込んだのもエディー・バウアーを初めて輸入したのも自分です」と話すと会場がどよめいた。そして、黒澤監督との交流を紹介し、会場に向かって「皆さんとは今後ずっと知り合いだ。どこかで会ったら声を掛けて」と結んだ。
 昭恵さんは義母の洋子さんが亡くなったばかり。「独り暮らしは少し寂しい」と語った。自身の若い頃を振り返り「得意なことは何もなかった。それが主人に会った縁で、生活が変わった。『御縁』は大事」と述べた。そのうえで「人生はずっと選択が続く。見送ったら出会えないこともある。瞬間瞬間を大切にして」と呼び掛けた。
 第2部では、愛知大学などの女子学生2人と県立三谷水産高校の男子生徒が参加してのクロストーク。今なお残る「女だから」「若いから」という偏見や、若者の投票率の低さなどについて意見を求められ、思っていることをそれぞれ語った。会場からの質問に2人が答えるコーナーもあった。
【山田一晶】
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