田原の旅館「玉川」 2客室を洋風に改装

2024/03/15 00:00(公開)
田原市福江町の旅館「玉川」
 田原市福江町の旅館「玉川」(石井龍介代表)が2客室をリニューアルし、同館では初の伊良湖温泉配湯露天風呂付き洋客室にした。
 1918年に鰻(うなぎ)屋として創業。70年から旅館業を始めた。地産の魚介を使った料理に定評のある老舗として人気が高い。
 以前から「風呂やベッドが使える客室はないか」と利用者から要望があり、県の宿泊事業者高付加価値化促進事業費補助金交付を受けたのをきっかけに、「桔梗」と「葵」の2部屋を洋風に改装した。
 桔梗は2~3人向けで広さは40平方㍍。ベッドは段差が少ないステージベッドになっている。葵は2~5人向けで広さは60平方㍍。家族連れがゆったり過ごせる広々とした間取りが特徴だ。
 どちらの部屋にも伊良湖町の観光名所「恋路ヶ浜」をモチーフにした見事な組子細工が飾られている。小中山町の「川口木工所」の組子細工職人で、2015年の全国建具展示会で内閣総理大臣賞を受賞した川口博敬さんが手掛けた。
 浴槽は浴場と同じ、濡れても滑りにくい秋田県大館市比内町産の「十和田石」が使われている。浴室の北西側が開放可能な全面ガラス窓になっており、夜は時期によっては免々田川の向こうに広がる電照菊のハウスがにぎやかに光る光景も見られる。
 石井代表は「料理は魚介を中心にお酒にも力を入れている。新しい客室で伊良湖温泉を楽しみ、心も体もリフレッシュしてほしい」と語った。
 詳しくは玉川のホームページ=QRコード=へ。
【岸侑輝】
広々とした間取りの客室「葵」
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