豊橋ゆかりの作家・宗田理さん死去

2024/04/18 00:03(公開)
宗田さん(提供)
ふるさと大使就任など貢献大きく

 ベストセラー小説「ぼくらの七日間戦争」で知られ、豊橋市「豊橋ふるさと大使」を務めた作家の宗田理さんが8日、名古屋市内の病院で肺炎のため死去した。95歳。
 東京都生まれ、一色町(現西尾市)で育った。大学卒業後、脚本家や編集者を経て豊橋市へ移り作家となる。1979年のデビュー作「未知海域」で直木賞候補に挙がった。
 85年に「ぼくらの七日間戦争」を発表。管理教育に抗う中学生が力を合わせて戦う小説は、宮沢りえさんの主演で映画化され話題となった。その後も「ぼくら」シリーズとして2001年までに累計2000万部を超えるヒットを記録した。
 豊橋市が舞台の作品では「雲の涯」「子どもたちの戦友」「ええじゃないか17歳のチャレンジ」があり、2006年公開の映画「早咲きの花」(菅原浩志監督)の原作にもなった。1999年9月に豊橋ふるさと大使に就いた。
 浅井由崇市長は「豊橋や三河地域を舞台にした作品は、平和への願いや子どもたちへのやさしいまなざしを感じる。『ええじゃないか豊橋まつり』や、まちなか図書館オープン記念企画への参加など、市への貢献も大きかった」などとコメントを発表した。
【加藤広宣】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 藤城建設 さわらび会 光生会 住まいLOVE不動産 虹の森 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国