保存会がまつりの準備でけんか凧のナンキン糸作り

2024/05/07 00:00(公開)
ナンキン糸作りを進める凧師と生徒=田原市中央公園で(提供)
 田原市の「田原凧(たこ)保存会」が「田原凧まつり」に向けて準備を進めている。5日、けんか凧合戦で使うナンキン糸作りが市中央公園であった。
 けんか凧は空中で凧糸を絡ませて切り合う、一部の凧文化にある伝統の遊び。揚げ手の技量で自在に動く田原凧の特性を生かしている。今大会には26チームが参加し、優勝を争う。
 ナンキン糸はガラスを砕いて潰し、ふるいにかけた粉末を糸に塗ったもの。これを凧と凧糸の間につなぐことで、空中で糸の切り合いができる。
 この日は保存会がつくる後継者育成組織「凧の学校はやぶさ」から出場する4チーム分のナンキン糸を作った。凧師6人と学校の子どもら6人が公園に集まり、糸に粘り気の強いわらびのりを塗って、ガラス粉末をかける作業に取りかかった。
 まつりは25~26日に開く。25日は市総合体育館で初凧祈願祭が、26日は中央公園でけんか凧合戦がある。
【岸侑輝】
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