豊川稲荷「ヨルモウデ」終了

2024/05/12 00:00(公開)
昨夏で終了したヨルモウデ=豊川稲荷で
 豊川市の豊川稲荷で2021年に始まった夜間参拝「YORUMO-DE(ヨルモウデ)」は、一定の役割を終えたと判断し、実行委員会が終了を決めた。昨夏の開催が最後になった。
 新型コロナウイルス禍で参拝客が激減したことを受け、新たな観光の仕組みづくりのために、豊川青年会議所などが中心となって2021年にスタートした。これまでの参拝は日中だったが、夜間参拝という新たな形を提案した。
 21~23年で113日間開催し、計11万4765人が来場した。東三河だけでなく、東海4県から参拝客が訪れた。インフルエンサーの協力を得て開催を発信したこともあり、若い世代の参拝にもつながった。メディアにも数多く取り上げられ、テレビ、新聞、雑誌、ウェブメディアなど合計で約300回登場した。
 これら成果もあり、今年の正月3が日の初詣客は185万人を記録。コロナ前の150万人を大きく上回り、この十数年で最高だった。
 コストがかかることもあるが、初詣客がコロナ前を上回り、地域の観光への意識が変わるなど、一定の役割を果たしたと判断した。
 実行委は「奉納したライトアップなどができる光設備は、地域資源となるよう残っており、活用されることを期待します」と話した。

新たに白狐祭を始める

 その後継ではないが、新たな夜間イベントとして「白狐(びゃっこ)祭」が始まった。昨秋の秋季大祭に合わせて初開催し、今春の春季大祭では2回目を開いた。2回目の祭りでは、ヨルモウデの遺産ともいえる光設備を使い、本殿を桜色でライトアップした。多くの屋台が出るなどして、約2万5000人が来場し盛り上がった。
【竹下貴信】
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