「ひめゆり」を忘れない

2024/05/26 00:01(公開)
朗読する竹下さん=プラットで
豊橋で竹下景子さんが朗読劇

 名古屋市出身の俳優竹下景子さんによる朗読劇「『ひめゆり』を忘れない」が25日、豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で上演された。太平洋戦争の沖縄戦で動員された若者たちの手記を元に、18歳の千代子を主人公にしたオリジナル作品。
 豊橋南ライオンズクラブが「平和の大切や生きる意味を考えてほしい」と、チャーターナイト65周年記念事業の一つとして企画した。私立桜丘学園の中高生計180人を招いた。
 脚本を「元禄繚乱」など4本のNHK大河ドラマを手がけた中島丈博さん、歌とピアノと作曲を音楽家の石塚まみさんが担当した。
 竹下さんは、ピアノの音色に合わせ、恩師や友人を失いながら終戦を迎えた千代子の視点で朗読した。傷病者や遺体の描写、同級生を艦砲射撃で失う場面などでは、声を震わせた。
 中学1年生の栗田心愛さん(15)は「戦争を乗り越えるために努力する女学生たちの姿に、何とも言えない悲しい気持ちになった。今も戦争は各地で続いているので、募金活動などできることをやりたい」と話した。
【北川壱暉】
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