田原中生徒ら地域猫活動周知へチラシ作り

2024/06/12 00:00(公開)
生徒に地域猫活動について説明する古橋さん=田原中学校で
伊良湖で保護の子猫6匹、飼い主も募集

 田原市立田原中学校の地域猫活動に協力する生徒でつくる「Cat Shield」が啓発チラシ作りに取り組んでいる。ボランティアクラブ「たはランティア」の活動の一つ。動物福祉団体「命にやさしいまちづくりハーツ」が伊良湖で保護した6匹の子猫の預かってくれる人、新しい飼い主になってくれる人も募集する。
 クラブは「地域社会に役立てる学校を目指そう」を掲げ、生徒有志が地域のイベントや福祉活動に参加する。このうち7~8人が猫の殺処分をゼロにしようと2022年に活動を開始。イベントでの募金活動などを通じ、これまでに10万円を集めた。そこから猫の捕獲器とケージ2台を購入した。
 チラシは、飼い主のいない猫(野良猫)を減らすためには、地域猫活動以外に方法がないことを訴える。自分たちが感じたことを、中学生目線で発信する。イラストなどを添える予定。野良猫は、捨てられたり家から逃げ出したりした元飼い猫の子孫であり人間に責任があること、猫は繁殖力が強く、不妊去勢手術をしないとたちまち増えてしまうこと、野良猫に餌を与えなかったり、捨てに行ったりすることは違法であることなどを盛り込む。
 5月末にはハーツの古橋幸子さんが中学校を訪問。約1時間かけて、生徒20人にレクチャーした。
 生徒からは「田原市の野良猫の問題が少しでも良くなるようこれからも続けたい」「野良猫に餌をやってはいけない、という考えが間違っていることを初めて知った」「田原の状況が深刻だと分かったので、できることはどんどんやりたい」などの声が寄せられた。
【山田一晶】
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