田原、豊橋両市沖で浮体式洋上風力発電

2024/06/13 00:02(公開)
浮体式風力発電設備のイメージ図(日立造船提供)
7月から実証実験スタート

 NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は11日、田原市と豊橋市沖が浮体式洋上風力発電の実証実験海域に選定されたと発表した。もう1カ所は秋田県南部沖が選ばれた。
 この海域は全国的にも有数の洋上風力のポテンシャルが高い。実証は今年7月から2031年3月まで。中部電力グループのシーテックを幹事社とし、日立造船、鹿島建設、北拓、商船三井の計5社の共同企業体が担当する。
 海域は陸から南へ14~18㌔。運転する風力発電機は高さ250㍍、出力は最大規模15メガワット超。発電開始は29年ごろ。大村秀章知事は「実証事業が円滑に実施されるよう、関係者と十分に調整しながら、県として積極的に協力していく」と話した。
【安部文晴】

ことば
浮体式洋上風力発電
 洋上の浮体式構造物を利用する風力発電。水深50㍍を超えると着床式は採算性が悪化するため、水深50~200㍍の海域では浮体式風力発電機が設置される。2009年にノルウェーが世界で初めて実用化、世界各国で設置が進む。
実証事業の海域
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