蒲郡市出身で米大リーグニューヨーク・メッツの千賀滉大投手(31)が26日(日本時間27日)のアトランタ・ブレーブス戦で登板。六回途中まで2失点で勝利投手になり、日米通算100勝を達成した。日本では87勝、メジャーでは13勝目。育成選手出身では初の快挙に、母校の県立蒲郡高校の関係者らから祝福のメッセージが寄せられた。
1年目はチーム最多の12勝をマークしたが、2年目の今季は春季キャンプ序盤に右肩を故障し、リハビリを続けていた。復帰登板となったこの日、初回から速球は約158㌔を計測し、先頭打者をフォークで空振り三振を奪った。その後も好投を続け、五回まで毎回の9奪三振。六回に左ふくらはぎを痛めて緊急降板したが、会場からは温かい拍手が送られた。
蒲郡高校では、お祝いの横断幕を正門横に掲げた。全日制と定時制の生徒会、野球部のマネジャーが中心となって作成した。定時制生徒会の竹内玲偉さん(4年)は「学校を象徴する先輩が活躍してうれしい」と笑顔。在学時、野球部副部長をしていた定時制教頭の石原敦仁さんは「一発で100勝を達成するのはさすがだと思った」と話した。
市は、公式インスタグラムで同校の横断幕の写真と一緒に100勝を祝うメッセージを投稿した。鈴木寿明市長は「日米通算100勝おめでとうございます。蒲郡市民として誇りに思います。さらなる活躍を期待しています」とコメントした。
市シティセールス推進協議会では、昨年から応援サイトを開設。市民からの応援メッセージを投稿している。水野順也会長は「地元出身の選手の活躍を喜んでいる。応援サイトにも多くのコメントが寄せられている」と話した。
同校野球部のチームメートで同級生の西村仁志さん(31)は、午前8時からインターネット中継で見守った。「毎年チームに貢献しないと達成できない数字。本当にすごい」と祝福した。
高校時代は「部員も少なくて恵まれた環境ではない中、走り込みなど納得するまで練習をやっていた。負けず嫌いの性格が彼を大きくさせたのでは」と回想した。「彼にとって通過点だろうし、今後も応援します」と語った。
【林大二朗、北川壱暉】