本公演を控え豊橋で中高生向けに「ハイネさん」

2024/08/11 00:00(公開)
海軍工廠の悲劇を朗読で伝える「ハイネさん」=プラットで
豊川海軍工廠空襲から真の平和考える

 豊川海軍工廠(こうしょう)の空爆の悲劇を伝える「ハイネさん~豊川海軍工廠をめぐる物語」の朗読劇(東三河演劇祭実行委員会主催、東愛知新聞社など後援)が10日、豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で開かれた。9月21~22日の本公演を前にした中高生対象の招待公演。
 原作は住田真理子さん。豊橋の町医者の娘で本好きの白井波子が、東京から疎開でやってきた宮本拝音(はいね)と出会う。拝音も文学好きで波子と意気投合する。そんな2人が工廠へ学徒動員された。つかの間の休憩時間に西洋文学を盗み読みし、恋愛や人生を語り合ってきたが、やがてその日がやってくるというストーリー。
 内山美恵さん、小沼麻衣子さん、城田多見子さんの3人が朗読した。さらに映像、音楽を組み合わせて物語が展開され、来場者を引き込んだ。本公演ではマリンバとギターの生演奏で音楽を届ける。
 実行委員会事務局の城田文孝さんは「若い世代にも戦争の記憶を語り継ごうと、2019年から形を変えて上演を続けています。東三河であった戦争の悲劇から、戦争を起こさないために、私たちはどう考え、どう行動すればよいかを考えるきっかけにしたい」と話した。
 本公演は一般3000円、高校生以下1500円(当日はプラス500円)。チケットはプラット、実行委員会で。問い合わせは城田さん(090・7866・4771)へ。
【竹下貴信】
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