豊橋で「web3」シンポ

2024/08/11 00:00(公開)
豊橋の未来について語る登壇者=カリオンビルで
 次世代のインターネットサービスとして期待される「web3」のシンポジウムが9日、豊橋市松葉町の「カリオンビル」で開かれた。
 インターネットは黎明(れいめい)期、発展期を経て今は「web3」の段階となった。AI(人工知能)やVR(仮想現実)などの発展で、商品やサービスを大きく変えていくと予測されている。技術の魅力を多くの人に伝えようと「JAPAN WEB3協会」らが企画した。
 前半は、NFT(非代替性トークン)、VR、AIの専門家3人が登壇し、技術の活用事例を発表した。仮想空間上でエンジニアやデザインスキルを学ぶ「メタバースカレッジ」責任者の石川高也さんは「生徒がアバターになって登場し時間や場所にとらわれずに、リアルに近い形で学習できる」と説明した。東京でメタバース制作を手掛ける「Meta Engine」の青木凌雅さんは、非代替性トークン「NFT」技術について解説。理事の澤井悠希さんは、自動生成AIでの営業資料の作り方を実演した。
 後半は、代表理事の辻大輝さん、前豊橋市議会議長の近藤喜典さんと3人が「豊橋のこれからの未来」と題し、観光や行政などでweb3の活用の仕方などを議論した。近藤さんは「ふるさと納税で豊橋市は10億円の赤字。仮想空間で豊橋原作の作品の作家やキャラクターに会えるなどの特典で赤字を解消できないか」と述べた。
 辻さんは「豊橋には百貨店がないと聞いた。仮想空間上でアバターが駅前で買い物をする世界が訪れるだろう」と話した。青木さんは「市役所で手続きをするのに時間がかかる。市役所を仮想空間にすれば、待ち時間の解消につながるのでは」と話した。
【北川壱暉】
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