豊橋で400年以上受け継がれているとされる「飽海人形浄瑠璃」を保存・継承する「吉田文楽保存会」は4日、二川宿本陣資料館で「二人三番叟(ににんさんばそう)」を披露した。約80人の来館者が堪能した。
例年は豊橋市役所で新年に合わせて開催しているが、今年は4日が土曜のため二川宿本陣に会場を移した。
二人三番叟は、豊作や子孫繁栄を願う舞いで、祝賀行事などで演じられることが多い。新年の門出にふさわしい演目として選んだ。
保存会の12人が人形を動かしたほか、三味線を演奏し、太夫として物語を語った。演奏に合わせて巧みに人形が動き、来場者が見入った。解説もあり、人形は3人で1体を動かすこと、表情は顔の角度を変えて表現していることなどを伝えた。また終演後、お年玉として来場者にブラックサンダーをプレゼントしたほか、人形と一緒に記念撮影する時間を作った。
保存会副会長の松本昌子さんは「江戸の雰囲気が残る建物の中で、江戸時代から続く人形浄瑠璃を上演でき、とても良かった」と話した。
保存会は随時、会員を募集している。希望者は事務局の浦川昌久さん(090・1623・2610)へ。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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