豊橋市の長坂尚登市長が中止を掲げる多目的屋内施設(新アリーナ)と豊橋公園東側エリア整備運営事業を巡り、市民グループ「豊橋新アリーナを求める会」が市議会へ提出した計画継続を求める請願が13日、市議会総務委員会で採択すべきものと決まった。20日の本会議で正式採択される見通し。
委員会で川西裕康共同代表は、請願趣旨の説明で「実質的に約2週間の短期間で、豊橋市内の約5万8931人を含む東三河12万9000人もの署名が集まった。未来の豊橋市が持続可能で夢のあるまちになるため、新アリーナ計画の継続を強く望む」と訴えた。
アリーナ計画継続を求める請願は今月3日、会から伊藤篤哉議長に提出された。先駆けて、計画継続を求めて約2週間で署名総数13万4092筆が集まり、請願書とともに提出された。
質疑では、市内から約5万9000人、市外の東三河地域から約7万人から計画継続を求める署名があった点なども重視すべきだと指摘もあった。
採決では委員長を除く委員8人のうち7人が賛成し、20日の本会議で採択すべきだと決まった。議会事務局によると市議会で過去に請願が採択されたのは1983年と2010年の2例のみ。
本議会での採択が濃厚となり、市議会では契約継続を求める請願内容を踏まえた市側の事務処理や経過、結果を請求することも決めた。市はこれに対する一定期間内の報告が必要になる。
求める会の川西共同代表は「請願に際し、署名してくれた13万余りの協力者に恩返しできる」と喜んだ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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