豊橋市は、吉田城址(じょうし)の石垣発掘調査の現地説明会を11月1日に開く。担当学芸員による解説のほか、石垣の内部構造や石垣の刻印、出土した遺物を間近で見られる。
吉田城は酒井忠次や池田輝政など、名だたる武将が城主を務めた。現在も豊橋公園を中心に遺構が残されているが、近年、石垣の一部が崩落するなど危険性が指摘されたため、市は2023年度から解体修理工事を進めている。今回の発掘調査は、それに伴い実施されているものだ。
石垣は土台となる根石、表面を覆う築石、築石の裏に詰めて圧力を抑える裏込石で構成されている。今回の調査で築石で覆われていない高い場所にも裏込石が確認された。本丸北東隅石垣は宝永地震の後に高さが低くなったこと、裏門北側石垣東面・北面は以前は土塁であったことが分かった。
現地説明会は午前10時~正午と、午後1時半~3時半で随時開催する。少雨決行。中止の場合は市美術博物館ホームページで知らせる。現地集合で、受け付けは豊橋公園三の丸会館北側下の朝倉川沿い。
市の担当者は「修理計画が今年度終了予定で、当分は石垣内部を見学できる機会がない。ぜひ見てほしい」と参加を呼び掛けている。
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地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
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