トライアスロンの最高峰の大会「アイアンマンワールドチャンピオンシップ アイアンマン世界選手権」の80-84歳カテゴリーで、豊橋市西口町の中田浩司さん(82)が優勝した。これより年齢が上のカテゴリーでは出場者がおらず、中田さんが最高齢の世界一になった。豊川市役所に2日訪れ、竹本幸夫市長に報告した。
会社を定年になった67歳のときにトライアスロンを始め、70歳から豊川に拠点のある「アイレクス・トライアスロンスクール」に通っている。
大会は10月26日にハワイであった。スイム3・86㌔、バイク180・2㌔、ラン42・2㌔で、中田さんは15時間59分8秒で優勝した。バイクで自転車がパンクし、30分以上のロスがあったものの、2位にそれ以上の差をつけて完走した。
スクールで練習を重ねるほか、定期的に仲間とともに自転車で浜名湖を1周する。指導者の谷新吾さんは「練習の制限をお願いするほど元気。90歳まで大会に出られる体力がある」と話す。
世界選手権には今回も含め4度出場し、70歳では6位、75歳は4位、80歳で初優勝し、今回は2回目の優勝となった。中田さんは「スクールのみんなが書いてくれた寄せ書きを持ってゴールし、優勝することを目指していた。実現できた」と笑顔で語り、「2年後にあるハワイでの世界選手権に出場し3回目の優勝を目指します」と力強く語った。竹本幸夫市長は「これからも活躍を」とエールを送った。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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