この時期は太平洋戦争開戦という歴史上忘れてはならない出来事がありました。知らない世代も多いですが、83年前のニュースでは「帝国陸海軍は本日未明、西南太平洋方面において米英と戦闘状態に入れり」と発表されました。やむにやまれぬ大和魂、ついに日本が立ち上がったのです。
この戦争では対米通告を12月7日午後1時(アメリカ時間)に手交せよという指示だったが、実際は午後2時過ぎの真珠湾で第一弾が投下された後という重大なミスをするなど、脇が甘いところもあったがアメリカ太平洋海軍基地のある真珠湾攻撃に関しては微に入り細に入る戦法が考えられ、新高山に登るまでは周到に準備されました。
Z作戦と名付けられ、空母赤城での猛特訓は過酷ともいえるすさまじさで、夜間着艦訓練では犠牲者も出ました。一方ハワイでは吉川猛夫諜報員が真珠湾での軍艦の停泊状況など第一報を5月に送り、最初は1週間に1度の割合だったが8月頃からは3日に1度となり、ついには毎日報告書を要求され、12月5日(日本時間6日)を最後に終わりました。
日本でも機動部隊のハワイまでの隠密航行の際は無線を厳重に封鎖し、煙を出さないために最高級の重油を使い、ゴミを海へすてることさえ禁止していました。
アメリカ側に機動部隊の集結をさとらせないために、多くのかく乱戦術がとられ空母群が九州方面にいるかのように装うカラ電報の発信工作。東京や広島の町には訓練中の新兵が多数送り込まれ、横須賀海兵団の新兵などはわけもわからずバスで銀座へつれて行かれて銀ブラをさせられたとの事。ここまでの徹底は織田信長が今川勢の進軍の様子を逐一報告させ、データ収集を基に決戦場の候補を描いて出陣準備をしていたのと同じです。緻密な戦略は見習う点が多いです。
実は事前の決め事で、海外向け短波放送の天気予報が「東の風、雨」となったら日米関係が危険という暗号でした。トランプ2・0の波乱が予想される現在。2期目のトランプ政権の行方を見つめるしかないですね。
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