豊橋市議会12月定例会は12日、一般質問があり8人が登壇した。小林憲生氏(自民)は11月の市長選を踏まえ、多目的屋内施設(新アリーナ)計画賛否の判断材料や情報に一部に誤解が多いとし、論点整理を狙いに質疑した。また長坂尚登市長の計画中止の方針について、契約解除へ協議を申し入れて以降の進展状況を再確認した。
小林氏は、計画を巡る反対意見のうち誤解を与える情報が4点あると指摘。豊橋公園の多くの樹木が伐採される▽三遠ネオフェニックスのためだけの税金投入▽維持管理費で毎年5900万円の赤字▽関連市場調査報告書に偽装がある―について真偽をただした。
田中久雄文化・スポーツ部長は、公園施設などの維持管理で年5900万円の収支マイナスの見込み額を計上した点について「公園再整備やアリーナ建設、今後30年の運営費を加えた総事業費230億円余りを債務負担行為に設定した。維持管理のマイナス見込み額5900万円も含まれる」と説明した。
契約解除への協議申し入れについて、解約協議が始まっているかの確認に対し杉浦康夫副市長は「申し入れの段階で始まっていない」と状況を明かした。
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質問後、一般会計など補正予算案や田原市とのごみ処理施設共同化に伴う可燃ごみと生ごみの受託処理の協議など30議案を上程、国政選挙などの費用の専決処分1件を承認した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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