ウズラ卵の水煮などを生産する食品加工業「天狗缶詰」(名古屋市)は、愛知大学とコラボレーションして新商品を開発した。発表会が17日、豊川市の同社三河工場であり、「みるくうずら」と「うずタルコンポタ味」を披露した。
東三河県庁が2020年から取り組む「東三河の特産品を使った商品開発プロジェクト」に参加した。今年度は10事業者による12品が完成した。そのうちの2品。
昨年2月に福岡県の小学校給食で起きた窒息事故により消費が低迷し、国産ウズラ卵の昨年3~12月の販売実績は、前年比3割減という。この状況を打破するきっかけにしようと開発した。
「みるくうずら」は6個入りで、ほのかな甘みとミルク風味が感じられ、スイーツ感覚で味わえる。「うずタルコンポタ味」は100㌘入りで、うずらの水煮をつぶしてペースト状にし、コーンポタージュ味に仕上げた。
愛大豊橋校舎の学生たちの意見を取り入れながら、天狗缶詰のスタッフが開発した。さらに学生たちがPRショート動画やオリジナルレシピを考案した。
開発に参加した学生たちは「豊橋の名産であるウズラ卵が、厳しい状況に追い込まれています。新商品がイメージアップにつながり、多くの人が味わうきっかけになってほしい」と話した。
新商品は、豊橋市駅前大通2の「エムキャンパス」で26日に開かれる「おひろめマルシェ」で、東三河県庁のプロジェクトに参加した商品とともに販売する。2月からクラウドファンディングで取り扱う。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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