【後編】オダトモヒト先生に独占インタビュー|連載9年間への思い語る

2025/03/17 06:00(公開)
「古見さんは、コミュ症です。」 ⓒオダトモヒト/小学館

 蒲郡市出身で漫画家のオダトモヒトさんの作品「古見さんは、コミュ症です。」の最終巻が発売される。その前に、オダさんに地元蒲郡や母校の御津高校(御津あおば高校)などに対する思いを聞いた。

 

彼らがこの世界に生きているよう

 

 ―最終話と最終巻の作業をしている中で、作品や古見さんをはじめとする各登場キャラクターに対する先生の思いを教えください。

 ◆自分の中から出てきたものですが、いまは彼らがこの世界に生きているような気持ちです。高校卒業まで描いてあげられたことを誇りに思います。

 

 ―昨年4月の取材で古見さんは奥様の性格を参考にしているとのことですが、最終話の掲載後、古見さんのことで何かお話しされましたか。

 ◆いいマンガだったね、と言ってもらえました。

 

最終話は週刊少年サンデーの表紙などを飾った ⓒオダトモヒト/小学館

出会った人に恵まれました

 

 ―改めて母校や地元蒲郡に対する気持ちを教えてください。

 ◆僕は中学、高校で出会った人たちに大きく影響を受けています。本当にすごい人が多くて、彼らの見よう見まねで自分の人格を作っていきました。憧れ、こうありたいという気持ち、自分も同じことがしたいと。これは古見さんの卒業式で描いた、高校生活、友人から受ける影響、よくありたいという気持ちの大本になっています。本当に人に恵まれました。 

 

18日に最終巻が発売、限定エピソードも収録

 

 ―最終巻が18日に発売されるにあたり、見どころとPRの一言をお願いします。

 ◆雑誌にはなかったハッピーエンドが収録されているので、ぜひ読んでほしいです。 

 

 ―国内外でシリーズ累計発行部数1600万部を達成したことについて、どう思われますか。

 ◆みんなコミュニケーションで悩んでるんだなと。なんか一人じゃない感じがしていいですね。

 

地元の蒲郡市立図書館にある古見さんの単行本

描きたい気持ちはある

 

 ―やりたいことや新しい作品の構想はありますか。

 ◆家族に負担をかけていたので、とりあえず子育てに力を入れます。次作の構想はまだないですが、描きたいという気持ちはあります。

 

 ―ありがとうごさいました。

 ◆ありがとうございます!

 

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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