「保育園への入所審査をDXで」など 豊橋市が実証実験の協働パートナー選出

2025/04/23 00:00(公開)
取り組みイメージ(提供)

 豊橋市はスタートアップ企業と協働して地域社会の課題解決を目指す「アーバンイノベーション豊橋」で、協働パートナーを選んだ。実証支援金50万円を交付し、実証実験を伴走支援する。

 

 今年度の課題は「保育所等の入所審査の仕組みの効率化」「中小事業者が補助金情報を入手しやすい仕組み」「市営住宅家賃未払いへの効果的な通知や予防」。

 

 入所審査は「BABY JOB」(大阪市淀川区)の提案を選んだ。現状の審査は、申請書類の内容チェック、審査、保育施設へ割り当て、選考結果通知と、すべて手作業で時間が掛かっている。審査を中心にデジタル化し、保護者に結果をいち早く伝えられるようにする。

 

 補助金情報は「Across Digital」(東京都中央区)を選んだ。生成AIを活用し、SNS上で資本金や従業員数などの自社情報を登録するだけで、適切な補助金情報を自動で提供できる仕組みを作る。事業者が市や県、国の各窓口などに問い合わせる手間を省く。チャットを通じて補助金の詳細や申請条件の確認もできるようにする。

 

 家賃未払いについては実証支援金はないが、「Lecto」(東京都渋谷区)と協働する。滞納者の初期催告や電話、訪問など月350~400件を対応している。滞納の予防や解消、事務の効率化に向けて、メールやSNS、自動電話など新たな通知方法を活用する。

 

 実証実験は8月までの約4カ月間。テスト利用や市の業務の中で試行導入などを始め、9月以降に本検討。問題などがなければ来年度から本格導入に進む。

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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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