バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は25日、「サンロッカーズ渋谷」とホームの豊橋市総合体育館で対戦し、82対67で勝利した。昨年12月からの連勝を11に伸ばした。
第1クオーター(Q)の序盤は、高さに分のある渋谷にペースを握られた。オフェンスリバウンドなどから、日本代表のジョシュ・ホーキンソン選手に内外から得点を決められ、一時7点差とされた。だが、残り3分23秒からデイビッド・ダジンスキー選手の連続3点シュートで逆転し、一気に三遠ペースに。佐々木隆成選手を起点に素早いパス回しから、吉井裕鷹、湧川颯斗の両選手にも3Pが飛び出し、6点リードを奪った。
第2Qは、ウィリアムス・ニカ選手が6得点5リバウンドと攻守にわたる活躍で、54対36と18点差をつけた。
後半は渋谷に反撃を許したが、佐々木隆成選手やヤンテ・メイテン選手らが得点を重ね、15点差で逃げ切った。
途中出場した11日以来指揮を執った大野篤史ヘッドコーチ(HC)は「前半オフェンスリバウンドを約40%取られていたのを、後半にうまく改善できた。自分たちの守備のスタイルで勝ち切れた」と振り返った。
攻守で躍動したのがニカ選手。11月以降はプレータイムが以前より2分以上減り、スタッツも悪化していたが、この日は違った。2㍍超の長身を生かし、移籍後最多に迫る10得点、両チーム最多の11リバウンドの活躍をみせた。大野HCは「コンディションを整える重要性を自覚してきたことが大きい。数字よりも体の切れや高さ、動き方が格段に良かった。しっかりと継続してほしい」と話した。
ニカ選手は「昨年はけがによる痛みがあったが、ここに来てコンディションが整い、ようやく本来のプレーができつつある」と語った。
試合後、12月の月間MVPに輝いたヌワバ選手に、選考委員の田村大さんから盾が贈られた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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