サウジアラビアのガージー・ビンザグル駐日大使らが27日、豊根村を訪れた。伊藤浩亘村長らと会談し、2005年の愛知万博を機に日本に留学する学生と交流を続けていることに感謝の意を伝えた。
村とサウジアラビアは万博のフレンドシップ事業で交流が始まった。当時のフレンドシップ大使を務めた新木正明さんが民間団体「交流促進委員会」の代表となり、07年~19年は日本に留学している学生計約200人を夏と冬に招いて山里の文化体験をしていた。新型コロナウイルス禍以降の受け入れは不定期で続いているという。
午後3時、村役場では職員がサウジアラビアの国旗を振って出迎えた。ビンザグル大使は「20年も交流が続いているのは素晴らしい。今後も友好の絆を深めたい」とあいさつした。伊藤村長は「村で受け入れるだけでなく、中学生の修学旅行でサウジアラビア大使館の訪問も実現できた。今後も交流を続けたい」と話した。
ビンザグル大使は村立豊根中学校も訪問した。生徒と豊根小学校児童らに「国際ニュースでは戦争の話題が多い。草の根の交流を若い世代の皆さんに引き継いでほしい」と話した。
一方、通訳を務めたのは07年に留学生として豊根村に来ていたオスマン・アルマズヤッドさん。生徒らには今年の大阪・関西万博のサウジアラビアパビリオン政府代表として展示内容を説明した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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