蒲郡みかんの皮から精油 蒲郡の古民家カフェでPRイベント

2025/01/29 00:00(公開)
蒸留で作ったミカンの皮の精油=古民家カフェ「よろこび」で

 蒲郡市在住で「蒲郡みかんコンシェルジュ」の太田貴子さんらは26日、地元特産のミカンの皮から作った精油(エッセンシャルオイル)の魅力を伝えるイベントを同市柏原町の古民家カフェ「よろこび」で開いた。

 

 太田さんはミカン農家の友人がおり、その魅力を周知する活動に取り組んでいたため、昨年10月に市観光協会のコンシェルジュとなった。農家が減少している現状を知り、貴重な蒲郡の財産を守りたいと思った太田さん。市内外の人に素晴らしさを伝えるため、今までになかった新たなものを作ろう考えた。

 

 そこで爽やかな香りを放つが、すぐに捨てられる皮が、心をリラックスさせたり、リフレッシュさせたりするエッセンシャルオイルに使えると思い付いた。昨年、東三河の植物から抽出した蒸留水や芳香油を製品化して地域おこしにつなげる「R精油の会」の協力でエッセンシャルオイルを開発した。

 

 イベントは市内外から50人が参加した。太田さんは蒲郡のミカンの魅力を紹介した。続いて、開発に携わったR精油の会メンバーで豊川市の中学教諭、天野卓朗さんが、開発までの流れを説明した。また、ミカンの皮5㌔と水を使った精油蒸留体験会を開いた。

 

 太田さんは「これからも地域の人と協力し、蒲郡みかんの魅力と活性化につなげる企画を考えていきたい」と話した。

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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