豊橋市二川町の「二川宿本陣資料館」と商家「駒屋」で1日、ひなまつりが始まった。
本陣資料館は昨年改修工事をしていたため2年ぶりの開催。江戸から平成までのひな人形など、新たな収蔵品を含めた約3000点を展示した。馬場家本陣では、板の間につるし飾りと段飾りを飾ったほか、主屋や玄関棟には豪華な御殿飾りや段飾り、地元愛好会によるつるし飾りや折り紙びなを並べた。
資料館企画展示室では、江戸時代の貴重な「享保びな」から昭和初期まで年代順に紹介している。天神さまや土びな、押し絵びななども合わせて展示した。
22日午前10時からは小学生以下先着100人に「ひなあられプレゼント」、23日は雅楽演奏、3月1日には琴の演奏などがある。展示は3月16日まで。一般、大学生400円、小中高生100円(ほの国こどもパスポート利用で無料)、市内在住の70歳以上100円。
一方、商家「駒屋」では、役目を終え供養を受けたひな人形を再生させ、趣向を凝らした展示で見る人に幸せを運ぶ「福よせ雛(びな)」を開いている。
毎年テーマを変えており、今回は今年11月に開館10年を迎える「駒屋」がテーマ。主屋では、駒屋ができるまでの歴史、上から見下ろせる立体の間取り図、各施設の紹介、10年間に開かれたイベントなどを手作りの小物や人形で紹介した。離れ座敷では、松平健さんをモデルに「暴れん坊将軍」「マツケンサンバⅡ」を披露したほか、年中行事を月ごとに再現した展示などもある。
使ったひな人形は約500体。ボランティアが昨年11月から準備を進めた。期間中も随時追加展示をする。15日と3月1日には完成品を展示に加える「福よせ雛作り体験」(無料、各日先着30人)もある。入館無料、展示は3月30日まで。
関連で「おひなさま出張展示」を企画している。豊橋競輪場(3日から3月16日)▽こども未来館ここにこ(6日から3月4日)▽まちなか図書館(14日から3月4日)▽市視聴覚教育センター(15日から3月16日)▽二川生涯学習センター(19日から3月16日)―となっている。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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