新城市の「しんしろ星の子合唱団」は、「第1回『すべての人と音楽を』コンサート」を新城文化会館大ホールで22日に開く。合唱劇「銀河鉄道の夜」を演じる。障がい者でも気軽に鑑賞してもらおうと企画した。
県の「誰もが参加・鑑賞可能な文化芸術事業」補助金と、三菱UFJ銀行新城支店の寄付金で実現した。昨年8月に文化会館小ホールで演じた「銀河鉄道の夜」を再演する。
大ホールの前の4列106席の座席を取り外し、車椅子やストレッチャー用のスペースとする。団長の山本拓哉さんは「小ホールでは、車椅子などのスペースは舞台から遠い最後列となる。大ホールでオーケストラピットと前列を取り外せば、より近い場所で鑑賞できる。すべての人に楽しんでもらいたい」と話した。
「銀河鉄道の夜」は岡崎市出身の桜井聖司さんが脚本と作曲を手掛けたオペラ作品を1時間の合唱劇にした。指導する平野とも子さんは「今までは福祉施設慰問で披露してきた。利用者と家族が劇場で楽しんでほしい」と話している。
午前10時15分開演。大人1000円、子どもと障がい者500円。問い合わせは事務局(0536・22・0802)へ。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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