【三遠】湧川選手がチャンピオンシップ振り返る 「柏木さんの背中を見て勢いづいた」

2025/06/01 00:00(公開)
今季を振り返る湧川選手=浜松市役所で

 プロバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」の湧川颯斗選手(21)が5月30日、今季を振り返り「序盤は思うようなプレーができなかったが、全体的には攻守ともに成長できた」と語った。

 

 福岡大学付属大濠高校を経て2022年に滋賀レイクスに入団。新天地となった3年目の今季は、同ポジションの佐々木隆成選手、大浦颯太選手の両司令塔がいるなかで、途中出場が中心だったが、56試合出場、平均4・5得点を記録した。前半はディフェンス面で苦労し、出場機会に恵まれなかったが、徐々にアグレッシブさを会得。4月19日のシーホース三河戦では19分3秒の出場を得て、自己最多の14得点を記録した。

 

 だが、上位チームによる優勝決定戦「日本生命チャンピオンシップ(CS)」では5試合中1試合の出場にとどまった。「最後CSでチームの力になれなかったのが悔しかった」と語った。それでも、奮起させたのが今季で引退した柏木真介選手。「柏木さんの背中を見て、数分のプレー機会でも攻守でどうチームに貢献するのかを考え、100%の力を出し切る姿にチームが勢いづいたし、勉強になった」と感謝した。

 

 CS初出場となった準決勝の「琉球ゴールデンキングス戦」第3戦目では、10得点を記録。守備でもはつらつとしたプレーを見せた。湧川選手は「ベンチで試合を見てたことがプラスになった。できることを考え、若さを生かして運動量を出せた」と振り返った。大野篤史ヘッドコーチも「湧川は『絶対に見せてやる』という気持ちが見えた。僕が彼らに求めるものはそのハングリーさ」と評価した。 

 

 来季の所属先は発表されていないが、湧川選手は「もっと頭を使ってディフェンス、オフェンスをやっていかないと」と力を込めた。

第3戦では攻守でアグレッシブなプレーを見せた=浜松アリーナで
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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