豊橋市は14日、総額3054億1000万円の新年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比7・4%増の1559億円で、豊橋新城スマートIC(仮称)整備などの大型事業のほか、物価高騰や賃金改定の影響で大きく増加し、過去最大規模になった。長坂尚登市長は「市民一人ひとりの幸せを願い、苦労や困りごとが解消できるようにとの思いを込めた」と述べた。
「しごと」「ひとの流れ」「子育て教育環境」「都市空間」の四つのまちづくり戦略を踏まえて配分した。市民生活安定に向けたプレミアム付き電子商品券「TOYOPay」の販売、酪農や畜産の飼料助成など物価高騰対策も進める。
就任初年度は予算編成途中で前任者から引き継いだため、10の関連施策で長坂市長の特色を出そうと意識したという。
中でも、新城市境で進む「豊橋新城スマートIC(仮称)」と幹線市道などには19億6462万円を投じる。IC周辺地域の産業拠点形成に3030万円を盛り込んだ。「NEXCO中日本」や新城市と協力して早期開通を見込む。三河港明海地区と国道259号を結ぶ道路、東部県境地域の渋滞対策も進める。
下水道管の老朽化対策として、点検や調査と改築に22億9600万円を投じる。2023年現在、市内の下水道管の17・6%が耐用年数の50年を超えた。埼玉県の事故との関係はないが、漏水での道路陥没などに備えた点検調査を推進する。上水道管は人工衛星画像とAI分析の漏水調査費に3176万円を投じる。
ほかには、豊橋市動物愛護センター(仮称)開所に5億9508万円▽陸上競技場や市民球場、総合体育館改修に5億3580万円▽豊橋総合動植物公園の新ゾウ舎などに3億7147万円▽こども未来館ここにこ改修に2億740万円―など。
会計別では、特別会計が被保険者の現状に伴う国民健康保険事業の減少などで前年度比2・8%減の768億9400万円。企業会計は水道事業での配水場整備、市民病院病床再編や外来治療センター整備などで前年度比2・4%増の726億1600万円になった。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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